フィボナッチ比率
英語表記:Fibonacci Ratio
読み方:ふぃぼなっちひりつ
通称:フィボナッチ
もくじ
フィボナッチ比率とは
フィボナッチ比率というのはフィボナッチ数列から導き出される比率です。
フィボナッチ数列というのは「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、144…….」というように1からはじまり、前の2つの数字を足した数で続いていく数列です。
フィボナッチの不思議な法則
①連続する2つの数字の小さい数を大きい数で割ると徐々に0.618に近づく
②連続する2つの数字の大きい数を小さい数で割ると徐々に1.618に近づく
③任意の数字を2つ上の数字で割ると徐々に0.382に近づく
フィボナッチは世界に存在する
これらの数字を用いた 1:1.618、 1:0.618、0.618:0.382は黄金比率といわれ、自然界の様々なものでこの比率を発見することができ、人が本能的に心地良いと感じる比率と言われています。自然界のもの以外でも、ミロのヴィーナスやピラミッド、パルテノン神殿などに黄金比が用いられています。身近なものでは名刺のサイズにもこの黄金比が用いられています。
フィボナッチをトレードで使う
この数値を相場分析に用いたものが「フィボナッチ・リトレースメント」や「フィボナッチ・エクスパンション」などです。
これらの分析は0.382、0.168、1.0、1.618といった数字を中心に相場の上下動の比率などを算出し、相場の動きを分析していきます。
チャート分析を行う人が多い中で、人間が自然に心地よいと感じる水準では本能的に取引の衝動に駆られる可能性があるほか、欧米ではこのフィボナッチ比率を用いた分析を行う相場参加者が多いということもあり、この水準付近ではチャートに変化が生じることが多々あります。