外国為替市場
読み方:がいこくかわせしじょう
英語表記:Forex market
外国為替市場の意味
外国為替市場(がいこくかわせしじょう)とは、通貨の取引が行われている市場のことをいいます。
市場という言葉を使いますが、株式市場のような取引所はありません。外国為替市場は、取引を行う参加者同士がインターネットや電話などの通信を利用して取引を行うバーチャルな市場なのです。
2つの外国為替市場
外国為替市場は、インターバンク市場と対顧客市場の2つに分類されています。
インターバンク市場とは、銀行や証券会社などが主に参加する市場です。対顧客市場は、銀行のほか、輸出入企業や機関投資家、一般投資家などが取引を行う市場です。
イメージで言うと、インターバンク市場が卸売市場、対顧客市場が小売市場のように捉えてもらうとわかりやすいと思います。
対顧客市場のレートはインターバンク市場のレートを基準に取引が行われます。
FX取引でもインターバンク市場のレートをもとにレートが提示され、取引を行います。
インターバンク市場は世界中の銀行や証券会社を中心に活発に取引が行われていて、平日は原則24時間稼働し続けています。これによって、平日は基本的に24時間いつでも取引を行うことができます。
また、日本の祝日の日でも、海外の市場が開いているため、機関投資家、一般投資家を問わずに取引を行うことができます。