イラスト © ブラックジャックによろしく 著作:佐藤秀峰 http://mangaonweb.com/
中国で発生した新型コロナウイルスについて、世界保健機関(WHO)は2020年1月30日に「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はスイス・ジュネーブで開いた記者会見で、「われわれの最大の懸念は、ウイルスが医療体制の脆弱(ぜいじゃく)な国々に広がる恐れだ」とし、「これは中国に対する不信任投票ではない」と述べた。
航空各社はウイルスの拡大を受けて中国発着便の運航を停止しているが、WHOは中国との間で渡航や貿易を制限する「理由はない」と指摘。テドロス事務局長は、渡航・貿易について「WHOはいかなる制限も推奨せず、むしろ反対する」と述べた。
これによって、ウイルスの拡大防止に向けた国際協力態勢が改善する可能性がある。
もくじ
コロナウイルス予防・対策方法
ビタミンC
高用量のビタミンCを摂取することによって新型肺炎の流行を遅らせ、さらには感染を防ぐことができます。ビタミンCが持つ強力な抗ウイルス効果については、医療現場において数十年も前から活用されてきました。こうした事実があるにもかかわらず、メディアにて「ビタミンCの抗ウイルス効果とりわけコロナウイルスに対する効果的なアプローチ」が取り上げられることは、残念ながらほぼないでしょう。
症状の緩和や発症の予防には、体の抗酸化力および免疫力を可能な限り高めておくことが大切です。つまり、ウイルスから攻撃を受けた時、最も重要になるのは個々の体内環境の質なのです。重篤な疾患を患ってから治療するより、予防に力を注ぐ方が容易であることは明確です。
症状が出ている場合は迷わず医療機関へ
深刻度の高い病気に罹患したら、深刻に治療を行わなければなりません。もちろん、これは今回の新型肺炎にも当てはまります。「この症状は肺炎かもしれない」と思ったなら、医療機関での診察をためらっている場合ではありません。選択肢は一つ。まずは病院へ行ってください。すでに症状が出てしまった際には、薬と同時にビタミンCを併用することを推奨します。
サプリメント摂取量目安
ー私は、ビタミンCによって完治もしくは大幅に症状が緩和されなかったインフルエンザをいまだかつて見たことがありませんー
(Robert F. Cathcart, MD)
オーソモレキュラーニュースサービスならびに国際オーソモレキュラー医学会の医師たちは、今後起こりうるウイルス感染の予防や症状緩和のための栄養療法を推奨しています。
※以下の安価なサプリメントの摂取は、大人に対する推奨量です。子どもに対しては体重によって服用量を調整してください。
- ビタミンC:3,000mg /日 (またはそれ以上。分けて服用すること。)
- ビタミンD3:2,000IU /日 (1日5,000IUで開始、2週間後から2,000IUに減量。5,000IUは125μg、2,000IUは50μgに相当)
- マグネシウム:400 mg /日(クエン酸マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、マグネシウムキレート、または塩化マグネシウムとして)
- 亜鉛:20 mg/日
- セレン:100 μg /日
ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、セレンをビタミンCと同時に摂取することで、ウイルスに対する免疫機能を強化することが示されています。ビタミンCのウイルス性疾患に対する予防および治療のベースとなる情報は、1940年代後半に報告された、ポリオウイルスに対する高濃度ビタミンC療法の成功例からきています。
この研究については知らない人も多く、聞いて驚かれる方もいらっしゃるでしょう。その後、数十年にわたり臨床的なエビデンスは蓄積され、1980年には『ウイルス性疾患に対するプロトコル』が出版されました。
ビタミンCの重要性について
呼吸器系感染症の予防および治療におけるビタミンCの効果は、すでに実証されています。「ビタミンC自体にメリットがあるのはわかるが、高容量の摂取は体に悪いのではないか」と考えている方は、ビタミンCに関する論文を読まれることをお勧めします。(下記に記載)
<参考文献>
(1)ビタミンC関連:
- Case HS (2018) Vitamin C questions answered. Orthomolecular Medicine News Service, http://orthomolecular.org/resources/omns/v14n12.shtml.
- Gonzalez MJ, Berdiel MJ, Duconge J (2018) High dose vitamin C and influenza: A case report. J Orthomol Med. June, 2018, 33(3). https://isom.ca/article/high-dose-vitamin-c-influenza-case-report.
- Gorton HC, Jarvis K (1999) The effectiveness of vitamin C in preventing and relieving the symptoms of virus-induced respiratory infections. J Manip Physiol Ther, 22:8, 530-533. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10543583
- Hemilä H (2017) Vitamin C and infections. Nutrients. 9(4). pii:E339. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28353648. Hickey S, Saul AW (2015) Vitamin C: The real story. Basic Health Pub. ISBN-13: 978-1591202233.
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(2)ビタミンD関連:
- Cannell JJ, Vieth R, Umhau JC et al. (2006) Epidemic influenza and vitamin D.Epidemiol Infect. 134:1129- 1140.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16959053.
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- Martineau AR, Jolliffe DA, Hooper RL et al. (2017) Vitamin D supplementation to prevent acute respiratory tract infections: systematic review and meta-analysis of individual participant data. BMJ. 356:i6583.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28202713.
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(3)マグネシウム関連:
- Dean C (2017) Magnesium. OMNS, http://www.orthomolecular.org/resources/omns/v13n22.shtml Dean C. (2017) The Magnesium Miracle. 2nd Ed., Ballantine Books. ISBN-13: 978-0399594441.
- Levy TE (2019) Magnesium: Reversing Disease. Medfox Pub. ISBN-13: 978-0998312408
(4)亜鉛関連:
- Fraker PJ, King LE, Laakko T, Vollmer TL. (2000) The dynamic link between the integrity of the immune system and zinc status. J Nutr. 130:1399S-406S. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10801951.
- Liu MJ, Bao S, Gálvez-Peralta M, et al. (2013) ZIP8 regulates host defense through zinc-mediated inhibition of NF-кB. Cell Rep. 3:386-400.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23403290.
- Mocchegiani E, Muzzioli M. (2000) Therapeutic application of zinc in human immunodeficiency virus against opportunistic infections. J Nutr. 130:1424S-1431S. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10801955.
- Shankar AH, Prasad AS. (1998) Zinc and immune function: the biological basis of altered resistance to infection. Am J Clin Nutr. 68:447S-463S. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9701160.
(5)セレン関連:
- Beck MA, Levander OA, Handy J. (2003) Selenium deficiency and viral infection. J Nutr. 133:1463S- 1467S. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12730444.
- Hoffmann PR, Berry MJ. (2008) The influence of selenium on immune responses. Mol Nutr Food Res. 52:1273- 1280. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18384097.
- Steinbrenner H, Al-Quraishy S, Dkhil MA et al. (2015) Dietary selenium in adjuvant therapy of viral and bacterial infections. Adv Nutr. 6:73-82. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25593145.
(6)Klenner FR. The treatment of poliomyelitis and other virus diseases with vitamin C.J South Med Surg 1949, 111:210-
214.http://www.doctoryourself.com/klennerpaper.html.
(7)Cathcart RF. The method of determining proper doses of vitamin C for treatment of diseases by titrating to bowel tolerance. Australian Nurses J 1980, 9(4):9-13. http://www.doctoryourself.com/titration.html
アンドリュー・W・ソウル
ニューヨーク州立大学元教授。 ニューヨークエンパイア・ステート・フェローシップを二度受賞。分子栄養医学ニュースサービスの創設者・編集長であり、オーソモレキュラー医学雑誌の編集委員を務めている。これまでに150編以上の論文を発表し、12冊の本を執筆、日本語・中国語・ヒンディー語・アラビア語・スペイン語・ノルウェー語・イタリア語などの言語でも刊行している。ナチュラルヘルスのパイオニア七人衆の一人(サイコロジー・トゥデイ誌)である。 運営しているDoctorYourself.comはインターネットで最大規模の、ナチュラルヒーリングに関する非営利の情報資源の一つとして知られている。
出典 https://isom-japan.org/article/article_page?uid=B732M1580278192#
GMOが実施した対策方法
仲間を大切にする熊谷さん @m_kumagai 素晴らしいご決断。ZOZOはどうする?
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) January 27, 2020
GMO、新型肺炎で国内4000人を在宅勤務に 27日から: 日本経済新聞 https://t.co/vDS5lSeoFN
GMOインターネットグループは1月27日、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、中国からの観光客が多く集まる渋谷・大阪・福岡のオフィスに勤める従業員に、在宅勤務を命じたと発表した。期間は同日から2週間を予定している。中国に駐在、出張中の従業員に対しては、強制帰国を指示した。
GMOインターネットが1月26日に出したプレスリリースが、メディアやSNSで話題となっている。なぜなら、同社はコロナウイルス による新型肺炎の感染拡大に備え、4000人以上の従業員を在宅勤務体制に切り替えたからだ。
コロナウイルス は日本でも広がりを見せつつある。28日時点では7人目となる感染例が明らかになっており、予断を許さない状況だ。潜伏期間は2週間ほどであるとのことから、下図の「ゴールデンルート」と呼ばれるインバウンド需要の高い地域では特に注意しておきたい。
出典 GMO、従業員の一部を在宅勤務に 新型コロナウイルスの感染拡大で
□GMOインターネットグループは、新型コロナウィルスの感染拡大に備え、事業継続ならびに当社グループを支えるすべてのパートナー(従業員)の安全確保を目的に、以下の2点を実施いたします。
1)中国からの観光客が多く集まるエリアの拠点(渋谷・大阪・福岡)において、2020年1月27日(月)より2週間をめどに在宅勤務といたします。
2)中国国内に駐在、出張中のパートナーに対し、強制帰国の指示を行います。
□東日本大震災(2011年)の発生以降、BCP(事業継続計画)の構築に積極的に取り組み、全パートナーによる一斉在宅勤務の訓練を毎年定期的に実施しております。これにより、セキュアな環境下で社内システムにアクセスする手段の整備および電話・インターネット・衛星回線等を介した複数の手段を用いた社内外のコミュニケーションを平常時より確立してきております。
GMOインターネットグループ
中国の新型コロナウイルス
中国当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。
中国国外で感染が確認されているのは香港、マカオ、台湾、タイ、日本、韓国、米国、カナダ、ベトナム、シンガポール、ネパール、フランス、オーストラリア、マレーシア。ロシアでは感染者はいない。
最新の公式情報によると、中国だけで感染者は1975人に達し、そのうち56人が死亡している。
中国で流行中の新型ウイルス肺炎が「ヒトからヒトへ」感染することが確認される、症例数は数日で3倍以上に
コロナウイルス名前の由来
Hi! おはよう!
— 藤田桂輔 (@KeisukeFujitajp) January 30, 2020
新型コロナウイルス(a new coronavirus).太陽のコロナのような外観をもっていることからこの名前がついたようですが、コロナウイルスにも色々あって、SARSやMERSのウイルスもコロナウイルスの一種です。さて、新型肺炎コロナウイルスはどこまで拡大するのでしょうか。
Have a nice day! pic.twitter.com/1uDqtRSeLb
コロナウイルスは、太陽のコロナのような外観をもっていることからこの名前がついたとのことです。
現役医師が語る「新型コロナ」であわててやってはいけないNG行動
新型コロナかも……」と救急外来を受診する
「新型コロナ」を迅速に検査する方法はない。このため、PCR(Polymerase Chain Reaction)検査という「遺伝子を培養して増やしてから検査装置にかける」という方法をとるしかない。一般の病院ではこの検査装置がないことも多く、外部委託すると陽性・陰性の結果が出るまで最低2日間はかかる。そして、検査の結果、陽性であることがわかっても、「安静・栄養・水分・睡眠」といった一般的な風邪と同じ対症療法しかない。
新型コロナ情報をSNSで拡散する
ツイッターなどでは「新型コロナは中国がバイオ兵器として開発したウイルスが漏れた」「武漢市では実は10万人が感染している」「中国共産党政府が必死に隠蔽」といった、真偽不明の情報があふれている。
「中国の友人から聞いた話」としてそれらしく書かれているケースも多い。しかし、そうした人が過去にどんな記事を発信していたかを調べるといい。デマを最初に書き込んだ人は「名誉毀損罪」「業務妨害罪」などの罪に問われる恐れがある。それだけではない。デマを拡散した人も損害賠償請求の対象となる恐れがある。一般人は真偽不明の情報の拡散には手を出さないほうが無難。
「N95タイプ」のマスクを買いに走る
N95マスクとは、「細菌や花粉など直径0.3μm(マイクロメートル※)以上の微粒子を95%以上捕集できる」という性能を持つ。マスクに慣れていない一般人がN95マスクを1日中装着すると呼吸が苦しくなる場合がある。よって、マスクは廉価品でいいので、清潔なものを毎日交換すること。ウイルスを含んだ唾液や鼻水といった飛散物をブロックするには十分である。また、鼻や喉の粘膜への保湿効果があるので、ウイルスの侵入しにくい健康体の保持に有効である。
中国人を排除する
新型コロナの発生地が中国ということから、SNSでは、「中国人は強制送還せよ」「強制隔離しろ」「中国人観光客を入国させるな」といった意見を見かける。しかしコロナウイルス属は人獣共通感染症である。人の移動は制限できても、渡り鳥などの飛来は制限できない。また中国製農産物へのウイルス検査も困難だ。
日本国内での新型コロナ発症例は、今のところ武漢市滞在者か、その濃厚接触者に限られている。
新型コロナウイルス騒動を受けて、米国株は5日連続で下がったが、1月28日には反発した。状況は予断を許さないが、こうした相場の値動きを見ると「深刻な流行にはならないだろう」と考える人が増えたのかもしれない。感染症の恐怖感から「強制隔離」と騒ぐ風潮は、かつての「ハンセン病患者の強制隔離政策」のような悲劇を生んでしまう。いたずらに騒ぐべきではない。
筒井 冨美(つつい・ふみ)フリーランス麻酔科医、医学博士
地方の非医師家庭に生まれ、国立大学を卒業。米国留学、医大講師を経て、2007年より「特定の職場を持たないフリーランス医師」に転身。本業の傍ら、12年から「ドクターX~外科医・大門未知子~」など医療ドラマの制作協力や執筆活動も行う。
出典:新型コロナウイルスで「やってはいけない」5つのNG行動
正しいマスクの装着法
①ノーズクリップ(マスクの上部に入っているワイヤー)で自分の顔に合わせてフィットさせる
②鼻からアゴ下までしっかりと覆う
呼吸が苦しいからといって、口元を覆うだけで、鼻を出していると、飛沫を抑える効果はあるが、ウイルスの侵入を防ぐことはできない
③サイドにも隙間ができないようにしっかりと押さえて顔になじませる
花粉対策用マスクはウイルス侵入防止効果は?
花粉粒子は20〜30ミクロンだが、ウイルスの大きさは0.1〜0.3ミクロンと微小。ウイルスの侵入を防ぐ目的であれば、花粉対策マスクはあまり有効とは言えない。(市販されているものの中には花粉対策・風邪対策兼用のものもある)
使い捨てタイプは1日1枚を目安に
マスクの内側には雑菌が繁殖するので、1日1枚を目安に交換。呼気で湿ってしまった場合や、雑踏の中で使用した際には早めに交換しましょう。(ポリウレタン素材の立体タイプのマスクには、洗って繰り返し使用できるものもある)
外して、捨てる時までが「感染予防」です
マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるため、耳にかけるゴム部分持って外す。使用済みのマスクをポケットやカバンに入れてしまうのは、ウイルスを持ち歩くのも同然。すぐにポリ袋に入れて口を閉じるか、ふた付きのごみ箱に捨てるのがマナーです。
(日本衛生材料工業連合会の機関紙でマスク選びのポイントを紹介している)
マスク生産、年間55億枚 : 外して捨てる時まで感染予防を心掛けて!
日本の民間からマスク100万枚の寄付
四川省成都にある四川航空は25日、微博の公式アカウントに、日本から100万枚のマスクが輸送されたと投稿した。
それによると、マスクは日本の民間からの寄付で、25日早朝、東京から成都の双流空港に到着し、その後、武漢に届けられるという。
感染が拡大する武漢市の医療機関は医療用品が不足し、支援を呼びかけている。
(翻訳編集・李沐恩)
日本の民間からマスク100万枚の寄付 医療用品不足の武漢市に輸送
新型コロナウイルス初期症状が明らかに
https://jp.sputniknews.com/asia/202001267051246/
武漢大学付属病院では、風邪あるいはインフルエンザに似た兆候が現れるのは肺炎の後期であり、初期段階の症状はパターンが決まっているわけではないことを発見した。
新たな感染者を診察した結果、コロナウイルスの初期症状には下痢、吐き気、その他消化器系の異常、頭痛などがあり、一部ケースでは動悸、胸部圧迫感などが確認された。
医師らは、多くのケースにおいて感染者には非典型的な兆候のみが散見され、高熱はなかったこと、そのため補足的に検査をした後ようやくウイルスが確認できたことを指摘している。
大幸薬品、二酸化塩素ガス溶存液がコロナウイルスを99.9%不活化することを発表
大幸薬品では、二酸化塩素が持つ特性に着目し、コロナウイルスについても、インフルエンザウイルスと同様に不活化できるのではないか?との仮説の元、本研究に取り組みました。
本実験では、MERSコロナウイルスと同属であるベータコロナウイルス属のヒトコロナウイルスとマウスコロナウイルスに対して、1 ppmの二酸化塩素ガス溶存液を用いたところ、15秒の作用でウイルス感染価を1/1000以下に低減させ、同濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液よりも効果的であることが分かりました。また、この結果は、A型インフルエンザウイルスに対する二酸化塩素ガス溶存液の不活化作用と同程度でした。さらに実験を進めたところ、2.5%の有機物(牛胎児血清)を負荷した条件において、10 ppmの二酸化塩素ガス溶存液は1分の作用でウイルス感染価を1/1000以下に低減させ、同濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液よりも効果的であることが分かりました。
本研究で用いた二酸化塩素ガス溶存液で、インフルエンザウイルスと同程度の不活化を確認できたことから、インフルエンザウイルスの不活化が確認できている二酸化塩素ガスについても、コロナウイルスにおいて同様の結果が得られる可能性があると大幸薬品では考えています。
大幸薬品は、二酸化塩素を用いた革新的な衛生対策が可能となる社会をめざし、自社や研究機関の協力を得て、二酸化塩素の安全性、有効性の検証を続けてまいります。
(注1)二酸化塩素ガス溶存液と二酸化塩素溶存液は同じ意味です。
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