17看護師が見た「誰でもに噛みつくK-3君のエピソード」

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k君の特徴

k君  50歳くらい  腕の手首のあたりに噛みだこがある  両腕と両足に自傷した傷跡がケロイドに残っている

k君は、少しだけ、単語を話すことが出来る。

しかし、話をするというか、男性であるがモジモジしてしまう。

しかも次の行動に、サッと動けづ、やはりモジモジしてしまう。

k君はのんびり屋なのでしょう。

ゆっくりと、お母さんについて回り、

周りにめいわくもかけずに生活できたと、

筆者は感じていました。

しかし、親が高齢になり、

通いの施設では今後見守りが出来ないため、

入所の施設に入ることになりました。

通いの施設では、

夕方になると家族が迎えに来てくれて、

家で夕飯も食べれたし、

好きな一人遊びも、寝るまでできるし

(もちろん、お母さんと一緒にテレビも見たでしょう)、

あとは(明日も通いの施設に

行かなければいけないだろうなあって

おもいながら)ゆっくり眠れたでしょう。

しかし、入所の施設では、ノンビリできません。

他にも利用者さんは多いし、

男の職員さんも女の職員さんもたくさんいるし、

テレビを見るプレイルームは狭い、

うるさい、他の利用者さんは奇声を上げる、

泣く、けんかをするなどなど・・・

k君でなくても、イライラしますよ。

ついイーとなって、

自分の手首に自分で噛んでしまいます。

身体を爪でかきむしり、

傷を作ってしまいます。(自傷)

なんだか、悲劇です。

もっと、集団で利用者さんを見守るのではなく、

ゆとりをもてる配慮が必要です。

収容所ですよね。

障害を持たない、

親がいない、もしくは親に事情がある子どもたちも、

児童養護施設で、収容されていますかね?

k君は他の利用者さんを、

噛むようになりました。

ほんとうは、絶対人を傷つけてはいけません。

しかし、誰にでも噛みついていくように見えました。

職員さんは、悪いことをすれば、叱ります。

もちろんk君も、頻繁に叱られるようになりました。

k君の気持ちは、もっとゆっくり、

テレビを見たり音楽を聞いたりしたいのに、

プレイルームでは出来ません。

他のやんちゃな利用者さんが、

奇声をあげてウルサイとなるとk君は噛みつきます。

k君に意地悪する利用者さんに噛みつきます。

誰にでも噛んでいるように見えますが、

そうではないようです。

k君は、言葉では注意できなかったので、

噛みついて警笛を鳴らしていたのです。

「こんな狭いところに、みんなと一緒に入れこまないでよ!」

と言っているようです。

きっとそうです。

必要な空間の広さの規定はある筈ですよね。

既定の最低のところで、広さを決めていませんか?

このプレイルームでは、何人しか

同時には入れてはいけない基準でもあればいいのにね。

今はk君は、プレイルームの外の廊下に

机と椅子がおかれ、そこにいることになっています。

テレビは見えない、

冬は寒い、夏は暑い廊下です。

筆者 看護師 桔梗

memo// ♪ 17




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看護師として40年間生きてきました。心の声をコラムに綴っています。よかったら読んでください。