23看護師が見た「h-t君のエピソード」

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h-t君の特徴

言葉を理解し話すことが出来る。

手話ができる。

買い物ができる。

虚言壁がある。

h-t君のエピソード

h-t君は知的障害の施設にいますが、

なんでも自分で出来ます。

洗濯、掃除、食事も自分で出来ます。

さすがに、施設でばかり生活しているので、

食事を作ることは経験がないと思います。

一人で買い物をできる能力はあると思われますが、

残念なことがあります。

おつりがあわず、

隠していたりします。

お金にまつわるエピソードがありそうですが、

大人の施設にかわるまえの、

子どもの知的障害の施設の頃に、

何かあったのでしょうか。

うかがえるのは職員さんへの接し方です。

h-t君は、

職員さんのきびしい言動には、

とにかくこびへつらうように話しかけています。

職員さんの機嫌がよいと、

または

やさしい言葉かけの職員さんとは、

一緒に野球のテレビを見たり、

野球の選手の名前を言って、

職員さんと話したり、たのしそうにしていました。

ひとたび厳しい職員さんですと、

テレビを見ずに、

他の利用者さんのお世話の手伝いをします。

そうして職員の機嫌をうかがっています。

仕方がないのでしょうか。

男の職員がいったん、

大きな声で叱ったり、

「根性を入れる」みたいなやり方の職員も、

以前はいましたから。

現在の施設の職員は、

「支援員」といって、

障害者をサポートすることになっています。

昔は、「先生」と呼ばせ、「指導員」でした。

時代とともに、

名称だけが移り変わるものです。

施設の中で生活している利用者さんは、

実際、特に変わりなく暮らしています。

知的障害者の処遇は、

今後どうなっていくのでしょうか。

収容型の入所施設は、

今後増えるのでしょうか。

グループホームのような、

個人を大切にして、

地域と連携していけるのでしょうか。

まだまだ、

先の世の中にならないと、

変わらないでしょうか。

日本中の、

入所している知的障害の人達も、

高齢になっていきます。

職員の機嫌をうかがわない生活を

してもらいたいものです。

k-t君も、

もっと気兼ねなく

野球見たりしたいなあと、

思っているでしょう。

h-t君は、手話が出来ます。

h-t君のお父さんが、耳が聞こえないからです。

保護者会でも、聞こえないh-t君のお父さんと、

一緒に参加して、手話で通訳をしています。

高齢のh-t君のお父さんは、嬉しそうにしています。

h-t君は、特に重い病気にもならず、

いつも元気に生活しています。

お家に外泊する時は、

親子は楽しそうに出かけていきます。

お金のトラブルを解決することは、とても重要ですが、

h-t君の親子にとって、今後何が必要になるでしょうか。

グループホームの少人数で暮らせて、

自由に親子が会うことが出来て、

他の利用者さんのお手伝いをして、

喜ばれる生活でしたら、

h-t君は、とてもうれしいでしょう。

そして、聴力障害の施設のお手伝いも

出来るでしょう。

高齢者向けの施設でもお手伝いできるでしょう。

だってh-t君は、いい人ですから。

筆者  桔梗




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看護師として40年間生きてきました。心の声をコラムに綴っています。よかったら読んでください。